SINIS for Xの「AIアシスト考察」機能は、アカウント運用の目的に応じたAI考察レポートを自動で出力します。
本ページでは、レポート出力前に選択する「X運用の目的」の選び方について解説いたします。
選択できる「X運用の目的」は、以下の5種類です。
自社アカウントの「X運用の目的」に最も近いものを選択し、より活用しやすいAI考察レポートを作成しましょう。
認知拡大
商品やサービス、ブランド、キャンペーン、イベントなどをより多くの方に知っていただき、購入・参加してもらえる確率を高めたい場合には、「認知拡大」を目的とします。
認知を拡大するには、できるだけ多くの人に投稿を見てもらい、インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)を増やしていかなければなりません。
そのためには、フォロワー以外のXユーザーも意識した投稿を作成する必要があります。
【この目的を設定することの多い商品やサービス】
- まだファンやヘビーユーザーが少ないブランド
- まずはトライアル(試用)や初回利用を促したい商品・サービス
- 新商品や新サービス、新規キャンペーン、開催予定のイベント
【この目的を設定したときに重要になる指標(KPI)】
- インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)
- フォロワー数
- リポスト数(Xユーザーがあなたの投稿を”拡散”した回数)
フォロワー増加
商品やサービス、ブランドの”ファン”を生み出し、信頼を獲得し、長期間にわたって購入し続けてもらうことを目指す場合には、「フォロワー増加」を目的とします。
フォロワーを増やすには、あなたの投稿を様々なXユーザーのタイムラインに表示させたうえで、Xユーザーにアカウントに興味を持ってもらい、フォローしてもらう必要があります。
それを実現するためには、まず投稿に「いいね」や「リプライ」「リポスト」などの反応をもらえるようにしましょう。そうすれば、投稿がより多くのXユーザーに表示され、まだフォロワーではないXユーザーにも届きやすくなります。
【この目的を設定することの多い商品やサービス】
- 既にブランドの世界観を確立できている商品・サービス
- Xを通じた発信が得意で、多くのエンゲージメントを獲得できているアカウント
- ターゲットが限られているため、多くのXユーザーの目に触れるよりも、一部のXユーザーにフォローしてもらうことの重要性が高いアカウント(例: 商圏の狭い飲食店など)
【この目的を設定したときに重要になる指標(KPI)】
- フォロワー数
- フォロワー純増減数(フォロワー数がある期間の前後でどれくらい増減したか)
- プロフィールアクセス数(XユーザーがあなたのXアカウントのプロフィールを訪れた回数)
- インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)
フォロワーからのエンゲージメント獲得
既にフォロワーになってくれているXユーザーとの関係性をさらに深めたい場合は、「フォロワーからのエンゲージメントの獲得」を目的とします。
フォロワーからエンゲージメントを獲得するには、フォロワーの期待に応えるような投稿をし、特に投稿直後に”いつもエンゲージメントしてくれるXユーザー”に届ける必要があります。
そのためには、”いつもエンゲージメントしてくれるXユーザー”がXを見ている曜日や時間帯に、そのタイミングに合った内容を発信しましょう。
【この目的を設定することの多い商品やサービス】
- 既に”ファン”と言えるようなフォロワーを多く獲得しているアカウント
- アーティスト、クリエイター、タレント、キャラクター、スポーツチームなどのファンビジネス
- 定期販売やサブスクサービスなど、継続的に利用者と繋がり続ける必要がある商品・サービス
【この目的を設定したときに重要になる指標(KPI)】
- エンゲージメント数
- エンゲージメント率(投稿を見たXユーザーのうち、エンゲージメントしたXユーザーの割合)
- インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)
商品購入/外部サイト誘導
Xユーザーをホームページやネットショップ、キャンペーンLPなど、X以外のWebサイトやアプリなどへ誘導したうえで、商品購入や応募などを促したい場合には、「商品購入/外部サイト誘導」を目的とします。
この目的を達成するには、投稿を見る → 投稿やプロフィールに記載したURLをクリックする → そこでのアクションを促す、という流れの設計(導線設計)が重要です。
投稿単体の改善だけでなく、投稿から誘導する先も含めた全体的な設計をユーザー目線で改善していきましょう。
【この目的を設定することの多い商品やサービス】
- ネットショップ(ECサイト)で販売を行うBtoCブランド
- デジタルコンテンツ、デジタルサービス、予約プラットフォームなどのWebサービス・アプリ
- 期間限定のキャンペーンや、特別なプロモーション
【この目的を設定したときに重要になる指標(KPI)】
- インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)
- URLクリック数(あなたのプロフィールに記載のURLがクリックされた回数)
- エンゲージメント数
中長期ブランディング
短期的な売上やフォロワー数の増加を目指すのではなく、中長期的にブランドを育て、Xユーザーとの関係を構築することを目指す場合には、「中長期ブランディング」を目的とします。
現在のブランドイメージを強化したい場合のほか、現在のブランドイメージを刷新して新たなブランドイメージを形成していきたい場合にも、”ブランディング”が必要になります。
ブランディングを成功させるためには、ブランドの思想やコンセプトに基づいた一貫性のある発信を継続する必要があります。その時々のトレンドやミームに安易に乗っかるのではなく、ブランドと親和性が高いトピックのみを投稿しましょう。
【この目的を設定することの多い商品やサービス】
- 既に知名度や人気がある大企業や老舗ブランド
- 現在のブランドイメージを刷新していきたいブランド
- NPOやNGOなど、社会的意義のある活動を行なう団体・組織
【この目的を設定したときに重要になる指標(KPI)】
- インプレッション数(Xユーザーの画面に投稿が表示された回数)
- フォロワー純増減数(フォロワー数がある期間の前後でどれくらい増減したか)
- エンゲージメント数